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2024/12/23

原付の無灯火による罰金・罰則とは?違反金の支払いを防ぐための方法を紹介

交通安全

「原付の無灯火違反の罰金はいくら?」「無灯火で取り締まられやすい状況とは?」などと気になっていませんか?

原付の無灯火違反は、5,000円の反則金と1点の違反点数が科される重要な交通違反です。製造年によって常時点灯義務の有無が異なり、夜間やトンネル内での無灯火は特に取り締まりの対象となるため、注意が必要です。

本記事では、無灯火違反に関する法律知識や具体的な罰則内容、事故リスクについて解説します。違反を防ぐための方法もまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

原付の無灯火に関する法律知識

バイクのヘッドライト

道路交通法では、原付バイクの無灯火運転は重大な違反行為と定められています。1998年4月1日以降に製造された原付バイクには常時点灯義務が課せられ、昼夜を問わずヘッドライトの点灯が必要です。

1998年3月31日以前に製造された原付バイクには常時点灯義務はありませんが、夜間やトンネル内での無灯火は違反対象です。整備不良による無灯火は別途、整備不良違反として取り締まりの対象となります。

1998年4月1日以降製造の原付に対して常時点灯を解除する改造を行った場合、道路運送車両法違反として罰金・罰則が課せられます。改造による常時点灯の解除は重大な違反となるため、絶対に行わないようにしましょう。

原付の無灯火違反による罰金・罰則

原付の無灯火運転は、道路交通法違反として取り締まりの対象です。ここでは、反則金の金額と違反点数について解説します。

反則金の金額

原付の無灯火違反における反則金は、5,000円に定められています。反則金は違反から8日以内に納付しなくてはいけません。

納付期限を過ぎると通常の罰則処分となり、罰金額が増加します。反則金制度の対象から外れた場合、刑事罰の対象となる可能性があるため注意が必要です。

違反点数

無灯火違反では1点の違反点数が付与されます。違反点数は運転免許の行政処分に影響を与える重要な要素で、過去3年間の期間で管理されています。

前歴がない場合、処分基準は以下の通りです。

  • 6〜8点:30日間の免許停止
  • 9〜11点:60日間の免許停止
  • 12〜14点:90日間の免許停止
  • 15点以上:免許取消

15点以上に達すると免許取り消しとなるため、日頃から交通ルールを守ることが大切です。

原付の無灯火による事故のリスク

無灯火運転は、他の道路利用者から原付の存在を確認しづらくする危険な行為です。事故発生時には過失割合が増加し、保険適用にも影響を与えます。

夕方から夜の時間帯は交通量が多く、他の運転者の疲労や視界の悪さと重なった結果、事故のリスクが高まります。無灯火運転による事故では過失割合が加算され、被害者であっても加害者となる可能性もあるため、違反対策を実施することが大切です。

原付の無灯火違反での罰金を防ぐための方法

原付の無灯火違反での罰金を防ぐには、以下の対策を実施することが大切です。

  • 全ての灯火類が正常に点灯・点滅するか確認する
  • バッテリー状態を確認する
  • LED・バルブの定期点検を行う

詳しく解説します。

全ての灯火類が正常に点灯・点滅するか確認する

乗車前にヘッドライトやテールランプ、ウインカーの点灯状態を確認しましょう。点灯スイッチの作動確認と光量チェックを実施します。

ブレーキランプがつくかどうかは手をかざしながら確認し、各ランプの光量低下や点滅の異常にも注意を払いましょう。夜間走行前には特に入念な確認が必要で、ヘッドライトの照射角度や明るさも確認します。

光量が不足している場合は、早めの部品交換を検討することが大切です。

バッテリー状態を確認する

バッテリーの電圧低下が、灯火類の不具合の主な原因です。エンジン始動時の状態からバッテリーの状態を判断しましょう。

バッテリー端子の緩みや腐食がないか、定期的な確認が必要です。充電状態が悪い場合は、早めの交換を検討する必要があります。

バッテリーの寿命は通常2〜3年程度のため、使用期間が長い場合は早めの交換を意識しましょう。

LED・バルブの定期点検を行う

LEDやバルブの寿命は使用状況により変化しますが、定期的な点検により劣化や不具合を早期発見できます。交換時期の目安は、使用開始から2年程度です。

予備のバルブを携行することで緊急時に対応できます。LEDの場合は突然の故障は少ないものの、徐々に光量が低下するため、定期的な明るさのチェックが重要です。

バルブタイプの場合は装飾用ランプ等に使われるフィラメントの状態も確認し、黒ずみがある場合は交換時期と判断しましょう。

原付が急に無灯火となったときの応急処置

駐車されたバイク

原付が急に無灯火となった場合、電流を制御するヒューズの確認とバッテリー端子の緩みチェックを行いましょう。応急処置で解決しない場合は、速やかに整備士による点検を受けます。

ヒューズボックスの位置は事前に確認しておき、予備のヒューズも携行するのがおすすめです。バッテリー端子の緩みは工具を使わずに手で締めれば、一時的な対処が可能ですが、必ず後日プロによる点検を受けてください。

夜間の場合は無理な運転を避け、可能な限り明るい道を選んで整備店まで移動しましょう。自己判断での配線修理は危険なため、専門家に任せることが賢明です。

まとめ

無灯火違反は重大な交通違反であり、適切な予防策と定期点検が必要です。安全運転の基本として、灯火類の正常な作動を確保することが大切です。

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