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2025/8/7

バイクの排ガス規制が強化された理由や変化とは?規制後の選び方や注意点を解説

豆知識

「自分のバイクは排ガス規制の影響でいつまで乗れるの?」「好きなモデルが生産終了になったのはなぜ?」などと悩んでいませんか?

排ガス規制の強化により50ccバイクは2025年11月から生産終了となりますが、既存のバイクは継続して使用可能です。規制対応による技術革新で電動バイクや次世代技術を搭載したモデルが続々と登場しています。

本記事では排ガス規制の背景から具体的な変化、バイク選びのコツまで網羅的に解説します。規制の全体像を理解し、自分に最適なバイク選びができるようになるため、ぜひ参考にしてみてください。

バイクの排ガス規制が強化された背景

バイクの排ガス規制強化は、地球環境保護と大気汚染防止を目的とした国際的な取り組みの一環です。1997年に採択された京都議定書により、日本は2012年までに温室効果ガスを大幅に削減する目標を設定し、二輪車分野にも間接的に影響が及びました。

EURO5基準と同等の規制導入により、一酸化炭素や炭化水素、窒素酸化物の排出量の大幅削減が求められています。現在施行されている令和2年排ガス規制では、従来の規制値と比較して炭化水素の排出量を大きく削減し、都市部の大気環境を改善する効果が期待されます。

排ガス規制でバイクの何が変わる?

バイクと排気ガス

排ガス規制の強化により、バイク業界は大きく変化しています。具体的な変化をまとめると、以下の通りです。

  • 50ccバイクの生産終了
  • 車載式故障診断装置の搭載が必須
  • 電動バイクの開発・普及が急速に進展
  • 中・大型バイクに次世代技術が導入
  • 中古車市場の価値が変動

詳しく解説します。

50ccバイクの生産終了

2025年11月から適用される新排ガス規制により、従来の50ccバイクは生産継続が困難となるため、事実上の生産終了を迎えます。排気量50ccの小型エンジンでは、排出ガス基準をクリアするために必要な触媒システムの搭載が技術的に困難です。

各メーカーは排ガス対策による開発コストの増加と販売価格の上昇を避けるため、50ccバイクの生産から撤退する方針を決定しました。

車載式故障診断装置(OBD2)の搭載が必須

車載式故障診断装置の搭載義務化により、エンジンと排ガス浄化装置に異常が発生したとき、ライダーに警告を発する機能が必要となりました。車載式故障診断装置(OBD2)は、排ガス関連の故障や劣化を早期発見してくれます。

小排気量バイクへの搭載は技術的制約とコスト増加により、採算が取れないケースが多くなっています。システム導入により車両価格が上昇し、消費者の購入負担が増加するデメリットが発生しています。

電動バイクの開発・普及が急速に進展

排ガス規制の強化を契機として、電動バイクの技術開発と市場普及が加速的に進展しています。ホンダは2030年までに年間350万台の電動バイク販売という目標を掲げ、2025年までに10モデル以上の投入を予定。最新の電動バイクには航続距離が大幅に向上した高性能バッテリーが搭載され、短時間での充電が可能です。

ヤマハも長期的な電動化比率の向上を、カワサキは先進国向け主要車種の電動化計画をそれぞれ発表しました。

中・大型バイクに次世代技術が導入

125cc以上の中・大型バイクでは、排ガス規制対応により精密な燃料噴射制御や排気ガス再循環システムなどの次世代技術が導入されています。規制対応により環境性能が向上すると同時に、エンジンの出力特性や燃費性能の改善が必要になりました。

主要メーカーは規制対応モデルの開発を通じて、カーボンファイバー部品やアルミニウム合金の採用による軽量化技術を推進しています。

中古車市場の価値が変動

生産終了モデルの希少価値上昇により、中古車市場では特定車種の価格が大幅に上昇しています。50ccの人気モデルは生産終了の決定後、コレクション需要も相まって中古車価格が急騰しました。

状態の良い車両は将来的な価値上昇も期待され、投資対象としての側面を持つようになった点も大きな変化と言えるでしょう。

排ガス規制後のバイク選びで失敗しないコツ

排ガス規制強化により、バイク選びの判断基準が根本的に変化し、従来の選択方法では失敗するリスクが高まっています。失敗しないためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 規制対応状況を必ず確認する
  • 将来性と維持費を総合的に判断する
  • 中古車市場の動向を理解する

詳しく解説します。

規制対応状況を必ず確認する

購入予定バイクのEURO5基準対応状況と、車載式故障診断装置(OBD2)搭載の有無を確認することが大切です。メーカーの公式サイトで規制対応の明記を確認し、将来的な整備やメンテナンスの利便性を考慮して判断しましょう。

規制対応が不明確なモデルや在庫処分で安価に販売されているモデルは、長期使用で問題が発生する可能性があります。人気モデルでも突然生産終了となる可能性もあるため、リスクを考慮した慎重な選択が求められます。

将来性と維持費を総合的に判断する

排ガス規制が強化された現代では、電動バイクが有力な選択肢となり、ガソリンバイクとの比較検討が欠かせません。電動バイクは初期費用が高額である一方で、補助金活用により負担軽減が可能であり、維持費は電気代のみで大幅に削減できます。

用途に応じた適切な選択により、経済的負担を軽減することが可能です。

中古車市場の動向を理解する

生産終了モデルの中古車市場では、価格上昇と購入タイミングの見極めが重要です。人気の50ccモデルは希少価値により価格が上昇しており、程度の良い個体は将来的にさらなる価値上昇が期待されています。

新車を購入するなら、規制対応モデルの初期不具合が解消され、生産体制が安定した時期が狙い目です。一方、生産終了モデルは中古車価格が変動しやすいため、市場価格が落ち着いた時期を見極めましょう。

まとめ

バイクの排ガス規制強化は、環境保護と技術革新の両立に向けた重要な施策です。50ccバイクが生産終了する一方で、電動バイクや次世代技術を搭載した規制対応モデルが登場しています。

バイク選びにおいては、規制への対応状況、将来性や維持費、そして中古車市場の動向まで、総合的に判断することが大切です。もし排ガス規制の影響で購入に迷いが生じたり、さまざまなバイクを試してから決めたい場合には、マンスリーバイクMK東京をご活用ください。

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