バイクの錆を綺麗に落とす方法とは?発生原因とおすすめの防止対策を紹介

バイクの錆は、適切な錆取り剤と正しい手順で効果的に除去できます。日常的なメンテナンスと適切な保管方法で、再発を防ぐことも可能です。
本記事では、バイクの錆を落とすための具体的な方法や素材に合わせた錆取り剤の選び方、状態別の対処法を詳しく解説します。
バイクに錆が発生する原因や錆を再発させないための対処法もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
【状態別】バイクの錆の落とし方

バイクの錆は、状態によって異なる対処をする必要があります。ここでは、錆の進行度合いにあわせた適切な錆の除去方法を解説します。
軽度の錆の場合
表面に赤茶色の変色が見られる程度の軽度の錆には、中性の錆取り剤が最適です。錆の箇所にジェル状やクリーム状の錆取り剤を薄く塗り、缶に記載された時間だけ放置します。
マイクロファイバー製の柔らかい布で優しく拭き取り、錆が除去できたら防錆スプレーを薄く吹き付けて除去しましょう。
中程度の錆の場合
金属表面が荒れて凹凸が出始めている中程度の錆には、研磨剤配合の弱酸性錆取り剤を使用します。錆取り剤を厚めに塗布し、缶に記載された指定時間で放置して錆を柔らかくします。
ナイロン製の専用ブラシで手のひらサイズの円を描くように磨き、こまめに錆の状態を確認しながら複数回繰り返して除去しましょう。
頑固な錆の場合
金属が深く腐食して穴が開きそうな頑固な錆には、強酸性の業務用錆取り剤が必要です。錆取り剤を十分な厚みで塗布し、製品指定の最大時間まで錆を完全に軟化させます。
ステンレス製の金属ブラシで少しずつ錆の状態を確認しながら、最後に中性の中和剤で表面を完全に中和処理して除去しましょう。
バイクの錆を綺麗に落とす錆び取り剤の選び方
効果的な錆取りには、状態と素材に適した錆取り剤の選択が重要です。具体的な選び方をまとめると、以下の通りです。
- 状態と場所に合わせた錆び取り剤を準備する
- 素材との相性を確認する
- コーティング・防錆効果のある製品を選ぶ
詳しく解説します。
状態と場所に合わせた錆び取り剤を準備する
錆び取り剤を選ぶ際には、錆の状態と場所に応じた最適な錆取り剤のタイプ選択が重要です。狭い場所にはクリームタイプ、広い面積にはスプレータイプが最適です。
また、使用場所の換気状態と作業性を考慮した製品選びも欠かせません。適切な道具と保護具もあわせて準備しましょう。
素材との相性を確認する
錆び取り剤を活用する際には、バイクの各部位の素材に適した錆取り剤選びが重要です。アルミには中性タイプ、鉄には酸性タイプが適しています。
使用する前に、製品説明書で対応素材を確認しましょう。全体に錆び取り剤を塗る前に、目立たない場所でのテスト実施も大切です。
コーティング・防錆効果のある製品を選ぶ
錆取り後の再発防止には、防錆効果を備えた製品が有効です。錆取り剤の種類として、錆の除去と保護膜形成を同時に行える製品が理想的です。
そのため、長期的な防錆効果を発揮する製品を選択しましょう。使用環境に応じた適切な製品選びが、錆びの防止につながります。
バイクに錆が発生する原因
バイクに錆が発生する主な原因は、金属部品と水分・酸素の化学反応によるものです。バイクは鉄やアルミ、チタンなど様々な金属パーツの組み合わせで構成されており、水分との接触で酸化反応を起こしやすい特徴があります。
錆の発生を促進する要因は以下の通りです。
- 雨天走行や洗車後の不十分な乾燥による水分の残留
- 海岸部での走行による塩分の付着
- 高湿度環境での保管
- 排気ガスや大気中の硫黄による化学反応
- メッキ表面の微細な穴からの水分侵入
錆は見た目の劣化だけでなく、パーツの強度低下や機能障害にもつながるため、早期発見と適切な対処が重要です。
バイクの錆を再発させないための対処法

バイクの錆を再発させないためにも、以下の方法にて対処しましょう。
- 屋内駐車場で保管する
- 防錆剤を定期的に塗布する
- 洗車後は水分を丁寧に拭き取る
詳しく解説します。
屋内駐車場で保管する
屋内駐車場での保管は、最も効果的な錆防止策の1つです。屋内であれば、雨や直射日光から愛車を守れます。
バイクを保管する場合、温度と湿度が安定した環境が理想的です。やむを得ず屋外保管する場合は、防水性の高いバイクカバーをかけましょう。
防錆剤を定期的に塗布する
防錆剤の定期的な塗布は、錆の発生を抑制する効果があります。金属表面に防錆剤による保護膜をはれば、水分との接触を防ぎます。
塗布する部位や頻度は、使用する場所に応じて変更しなくてはいけません。長期間バイクを守ってくれる防錆剤の選択が、長期的な予防につながります。
洗車後は水分を丁寧に拭き取る
洗車後に水分を拭き取るのは、錆予防の基本です。エアコンプレッサーやマイクロファイバータオルで、水分を丁寧に拭き取りましょう。
特に、見えにくい箇所には水分が溜まっている恐れがあるため、全て拭き取ったか最終チェックを欠かさず行うことが大切です。
まとめ
バイクの錆対策は、適切な知識と定期的なケアが重要な要素になります。状態に応じた錆取り方法の選択や、予防のための日常的なメンテナンスが必要不可欠です。
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