中型バイクの法定速度は?注意すべき規制エリアや超過時の罰則を紹介

基本的に中型バイクの法定速度は、一般道では60km/h、高速道路では100km/hです。ただし、バイクの制限速度は道路や周辺環境、天候など状況によっても変わります。そのため、道路標示や標識を確認しつつ、正しい速度を保つことが大切です。
今回は、中型バイクの法定速度に関する基礎知識から速度規制エリアについて解説します。違反時のリスクや罰則までまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
中型バイクの定義

まずは、中型バイクの定義から見ていきましょう。
中型バイクは、排気量125cc以上400cc以下の普通自動二輪車を指します。一般的な車種例として、HONDAの「CB400SF」やカワサキの「Ninja 400」などです。
乗車するためには、普通二輪免許(旧中型二輪免許)の取得が必要です。かつては中型二輪免許と呼ばれ、「中免」や「中型」といった名前で呼ばれていましたので、そちらの呼び方の方がなじみのある方も多いかもしれません。
中型バイクで守るべき法定速度
中型バイクは、道路種別によって異なる速度制限が設けられています。ここでは、一般道と高速道路別での法定速度について解説します。
一般道での法定最高速度は60km/h
一般道路における中型バイクの法定最高速度は60km/hと定められています。ただし、市街地や住宅街などでは、道路標識で30km/hなどの速度規制が設けられる場合があります。
バイクで走行する場合は、交通量や道路状況に応じた速度調整が重要です。特に交差点や横断歩道付近では、十分な減速が必要とされるほか、緊急時にも回避しやすい速度での走行が求められます。
高速道路での最高速度は100km/h
高速道路では最高速度100km/h、最低速度50km/hの規制が適用されます。もし最高速度を超えてしまうと、違反点数と反則金が発生するため注意しましょう。
ただし、高速道路の渋滞や道路状況によっては、制限速度が変更になる通行区間もあります。道路標識などをよく確認し、正しい速度で走行しましょう。
中型バイクで気をつけたい速度規制エリア

地域や道路構造によっては、特殊な速度規制が設定されている場合があります。以下のエリアや条件に当てはまる場合、走行速度に注意しましょう。
- 沖縄自動車道
- 一部の山岳区間
- トンネルや橋
- 悪天候時
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
沖縄自動車道は80km/h制限
沖縄自動車道は道路構造や気象条件を考慮し、最高速度が80km/hに制限されています。バイクを運転する際は、速度制限に注意しつつ、強風や横風に気を付けましょう。
また、降雨時は更なる速度制限が設けられる場合があるため、運転前は事前に速度規制がないか確認しましょう。台風の影響を受けやすい地域のため、特に夏場の天気には注意が必要です。
そのほかにも、観光地特有の不慣れな運転者が多いため、十分な車間距離の確保が重要です。
一部の山岳区間
山間を走る自動車専用道路では、常時速度規制を実施しているケースもあります。
山岳部の道路は、傾斜があるためにまっすぐ道路が敷設できず、曲がりくねって居いることがあります。そのため、カーブを曲がり切れる速度に落とすために、速度制限が設けられているのです。
また、平地に比べると天候の変化が激しく、道路状況が悪くなりやすいことにも注意が必要です。
トンネルや橋での特別速度規制
トンネルや橋では、厳しい速度規制が設けられている場合が多いです。視界や路面状況の変化に対応するため、規制速度の遵守が求められます。
トンネルを走行する際には、照明環境の変化による視界不良に注意が必要です。トンネルを抜けた直後は目が光に慣れていないため、周囲が見えにくくなるケースがあります。そのため、前後の車両と車間を空け、安全な速度で通過することが求められます。
一方で橋を走行する場合は、横風の影響で車体のバランスが失われるケースもあります。しっかりと速度を落として、安定した走行ができるようにしましょう。
悪天候時の速度規制
雨天時や強風時には、通常より制限速度が規制されるケースがあります。
気象条件による速度規制は、電光掲示板やラジオ放送で随時更新されます。天候の急変に備え、最新の規制情報の確認を心がけましょう。
中型バイクの法定速度超過で発生するリスク

法定速度を超過した走行は、重大な事故につながる危険性が高まります。特に、速度が上がるほど制動距離が長くなり、緊急時に回避できない場合もあることに注意が必要です。
また、自身が引き起こした事故によって被害が出てしまった場合は、損害賠償責任を負う可能性もあります。そのほかにも、事故発生時には、保険料の引き上げや次回の契約更新に影響を与えるなど、生活のさまざまな面でデメリットが生じることも覚えておきましょう。
中型バイクの法定速度違反による罰則
速度違反は、違反点数と反則金の両方が科せられます。ここでは、具体的な違反点数と罰金額について解説します。
点数
速度超過の程度により、違反点数は1点〜12点まで設定されています。例えば、制限速度60㎞の道路を90㎞で走行した場合、違反点数が6点つきます。
累計の違反点数が6〜14点になると、バイクの免許停止基準に該当し、バイクに乗車できなくなる可能性があります。また、違反点数が15点に達すると免許取消処分となり、免許の再取得が必要です。
罰金
反則金は超過した速度によって変化し、7,000円〜30,000円の範囲で設定されています。また、制限速度を50km/h以上超過した場合は、刑事罰の対象です。
反則金の支払いは期限内に行う必要があり、未払いの場合は裁判所での審理対象となります。刑事罰の場合は、罰金刑に加えて前科が付く可能性があるため注意しましょう。
まとめ
中型バイクは高い走行性能と実用性を備えた優れた移動手段ですが、法定速度の遵守と安全運転が重要です。道路状況に応じた適切な速度調整と、定期的な車両点検が事故防止につながります。
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