バイクの2人乗りができるのは何ccから?条件や違反した場合の罰則を紹介
「バイクの2人乗りは何ccから可能?」「バイクの2人乗りができる年数は?」などと悩んでいませんか?
バイクの2人乗りは一般道では51cc以上、高速道路では126cc以上のバイクが必要です。また免許取得後は一般道で1年以上、高速道路では3年以上の経験が必要となります。
本記事では、バイクの2人乗りに関する法的条件や違反時の罰則について詳しく解説します。2人乗りバイクを購入・乗車する際の注意点もまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
バイクの2人乗りができるのは何ccから?
バイクの2人乗りは、道路種別によって必要な排気量が異なります。一般道では51cc以上、高速道路では126cc以上のバイクが必要です。
一般道は51cc以上のバイクが条件
一般道での2人乗りには、51cc以上の排気量が法律で定められています。十分な出力と車体の安定性を確保するため、2人乗りの条件として設定されています。
乗車する際には排気量だけでなく、タンデムシートやタンデムステップなどの2人乗り専用装備が必要です。
高速道路は126cc以上のバイクが条件
高速道路での2人乗りには、126cc以上の排気量が必須です。高速走行時の安定性と十分な加速力を確保するため、法律で定められた数値です。
125cc以下のバイクは高速道路で求められる速度を出すパワーが不足するため、通行自体が禁止されています。高速道路を頻繁に走る場合、風圧の影響を考慮した車体を選ぶのも重要なポイントです。
バイクの2人乗りができる年数
バイクの2人乗りには運転免許取得からの経験年数制限があります。一般道では1年以上、高速道路では3年以上の経験が必要です。
一般道は免許取得から1年以上経過が条件
一般道での2人乗りは免許取得から1年以上の経験が必要です。1年以上という期間は、基本的な運転技術と交通ルールの習得期間として設定されています。
初心者マークの表示期間と同じ1年間の経験で、安全運転への意識と技術の向上が期待できます。
高速道路は免許取得から3年以上経過が条件
高速道路での2人乗りは、免許取得から3年以上の経験と20歳以上である点が条件です。高速道路は一般道と比べて速度が速く、より高度な運転技術が求められます。
3年間の経験を積めば、高速走行時の危険予測能力が身につきます。高速道路での2人乗りをする場合、同乗者の安全を確保するための判断力が必要です。
バイク2人乗りの条件を違反した場合の罰則
バイクの2人乗り違反には、厳格な罰則が設けられています。違反の種類をまとめると以下のとおりです。
- 定員外乗車違反
- 大型自動二輪車等乗車方法違反
詳しく解説します。
定員外乗車違反
原付一種(50cc以下)での2人乗りは、定員外乗車違反です。反則点数1点と反則金5,000円が科せられます。
51cc以上のバイクでも、乗車定員1名と定められた車種での2人乗りは違反となり、反則点数1点と反則金6,000円の罰則があります。
大型自動二輪車等乗車方法違反
免許取得から1年未満での2人乗りは、重大な違反です。反則点数2点、反則金12,000円、さらに10万円以下の罰金が科せられます。
また、高速道路での違反(20歳未満、免許取得3年未満)も同様の罰則対象となります。
2人乗りバイクを購入・乗車する際の注意点
2人乗りバイクの選択と使用には細心の注意が必要です。事故防止のためにも、以下の点に注意しましょう。
- 乗車定員2名の車種を選択する
- タンデム走行用の装備品を準備する
- 高速道路では一部2人乗りが禁止されている
- 小さな子供は一緒に乗車できない場合がある
- 同乗者との合図を決めておく
詳しく解説します。
乗車定員2名の車種を選択する
2人乗り可能なバイクは、必ず乗車定員2名と明記されている必要があります。タンデムシートやグラブバーなど、2人乗り専用装備が標準装備されているか確認しましょう。
快適な2人乗りには400cc以上、高速道路走行時は600cc以上がより安定した走行が実現します。シート形状や長さ、クッション性を実際に確認し、同乗者が快適に乗車できるか判断することが重要です。
タンデム走行用の装備品を準備する
同乗者用のヘルメットは法律で定められた必須装備です。フルフェイス、またはジェットタイプの安全性の高いものを選択しましょう。
他にも、プロテクターやグローブ、長袖長ズボンなど同乗者の体を守る装備品が必要です。 装備品は定期的な点検が必要で、劣化や損傷が見られた場合は即座に交換することが大切です。
高速道路では一部2人乗りが禁止されている
首都高速道路では特定区間で2人乗りが禁止されており、事前に規制区間の確認が必須です。規制区間は天候や路面状況、工事などにより変更される場合があるため、走行前に最新情報を確認しましょう。
迂回ルートの設定や一般道の併用など、規制区間を避けた走行計画を立てる必要があります。悪天候時は2人乗りを避け、路面状況が安全な状態の時に走行しましょう。
小さな子供は一緒に乗車できない場合がある
同乗者の足がタンデムステップに確実に届き、グラブバーをしっかりと握れることが必要条件です。子供の身長や体格によっては、安全な乗車姿勢が取れず2人乗りができない場合があります。
運転者の前に子供を乗せたり、子供をおぶっての走行は法律で禁止されています。保護者の判断と責任のもと、子供の安全を最優先に考えましょう。
同乗者との合図を決めておく
走行中は風切り音で会話が困難なため、事前に明確なコミュニケーション方法を決めておく必要があります。減速や停止、方向指示など、基本的な合図を確認し合いましょう。
他にも、インカムの使用や体を軽く叩く、肩に触れるといった具体的な意思伝達方法を決めておくことが大切です。
まとめ
バイクの2人乗りを安全に楽しむためには、法定条件の遵守と適切な装備が重要です。しかし、バイクの購入には多額の費用がかかり、維持費や保険料なども必要となります。
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